朝から雨が予想されていた5年生の自然体験教室ですが、天も味方してくれ、午前中いっぱいまで曇り空の下で予定通り活動プログラムを実行することができました。
出発式では、今回のスローガン「『あ(あいさつをしっかりしよう!)・さ(最後までやり抜こう!)・ぎり(ぎりぎりではなく、5分前行動をしよう!)』を守って、自然に寄り添い、絆を深めよう」を確認し、復唱しました。また、各自がどのようなめあてをもって取り組もうとしているか確認しました。
バスに乗り込む時には、ペア学年である3年生が北門で見送ってくれました。3年生からは、全員にてるてる坊主の御守りをプレゼントしてもらいました。5年生は、その御守りを大切に各自のリュックサックや大きな荷物に付けて出発しました。
朝霧に到着すると、すぐに入所式を行いました。センターの方から、「センター内での約束をまもってください。」「大自然を満喫しながら充実した体験ができることを願っています。」というお話がありました。
ハートランド牧場で酪農体験を行いました。最初に牧場の担当者から、①私たちはたくさんの動植物の命を頂いて生きている。②私たちは命をつなぐランナーである。③大切な命を簡単に失うことがないように!④人生は何が起こるか分からないから、思い切り生きなさいなど、命の大切さを改めて考えさせられるお話を子どもたちは一生懸命聴いていました。お話の後は、山びこ体験、餌やり、乳搾り体験、トラクター牽引の荷台に乗って牧場周遊、バターづくりなどを行いました。餌やりでは、牛舎の匂いや大きな牛に最初は戸惑っていた子どもたちですが、すぐに慣れて何度も牧草を取りに行き、牛に食べさせていました。
乳搾りでは、親指と人差し指で輪をつくった後、指にギュッと力を入れながら中指、薬指、小指の順に指を曲げていくと、ピュッと勢いよく乳が出てくる様子に子どもたちは感嘆の声をあげていました。また、牛の背や頭、腹などを触りながら「あったかい!」と声を出し、何度も優しく触れていました。
トラクター牽引の荷台に乗って牧場周遊では、風を切って牧場の中をぐんぐん進むトラクターに歓声を上げていました。バターづくりでは、牛乳の入った瓶を両手で温めながらシャカシャカ振るとバターの塊ができ上がりました。